発達障がいは大きく3つに分類されます。
本日は第3弾「LD」について、お話をしたいと思います。
LDとは、英語のLearning Disabilityの略で、日本では学習障がいと訳されます。
基本的な特性は、知能全般は正常であっても
「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」、「計算する」、「推論する」
といった6つの能力の1つ以上の修得や使用に障がいがある状態を指します。
LDの特性は、同じように現れるのではなく一人ひとり異なり、
また、ADHDなど他の発達障がいと併存している場合もあります。
◇「聞く」ことの障がいとは
・会話が理解できない
・文章の聞き取りができない
・書き取りが苦手
・単語や言葉の聞き誤りが多い、等
◇「話す」ことの障がいとは
・筋道を立てて話すことが苦手
・文章として話すことが苦手
・会話に余分なことが入ってしまう
・同じ内容を違う言い回しで話せない、等
◇「読む」ことの障がいとは
・文字を発言できない
・間違った発音をする
・促音(小さな「つ」や)拗音(小さな「や」「ゆ」「よ」を発音できない)
・単語を読み誤る(例えば「つくえ」を「つえく」と読んでしまうなど)、等
◇「書く」ことの障がいとは
・文字が書けない
・誤った文字を書く
・漢字の部首(へんとつくり)を間違う
・単語が書けない、誤った文字が混じる、等
◇「計算する」ことの障がいとは
・数字の位どりが理解できない
・繰り上がり、繰り下がりが理解できない
・九九を暗記しても計算に使えない
・暗算ができない、等
◇「推論する」ことの障がいとは
・算数の応用問題・証明問題・図形問題が苦手
・因果関係の理解・説明が苦手
・長文読解が苦手
・直接示されていないことを推測することが苦手、等
LDのタイプは読字障害(ディスレクシア)、書字障害(ディスグラフィア)、
算数障害(ディスカリキュリア)に分かれています。
学習障がいは、読み書きや計算など、一部の学習能力が育ちにくものであり、
生活面では「勉強が苦手」に見え、大人になると目立ちにくくなる場合もあります。
就労に向けて、ご自身の特性を理解し、どのように工夫をしていけば良いのか。
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