【障がいのある方の就職をサポート】
精神障がい【解離性障がい】

今年の冬は暖冬のようで、雨は降るのですが雪は全くと言っていいほど降っておりません。
今日の米子市は少し曇っていますが気温もさほど低くなく、ほんのりと暖かい月曜日です。

先週に引き続き精神障がいにスポットをあてて、本日は【解離性障がい】の説明をしたいと思います。
先ずは【解離性障がい】とは何か。
〇症状としては…
・自分が自分であるという感覚が失われている状態。例えば…ある出来事についての記憶が
頭からすっぽり抜け落ちていたり、まるで何かに包まれている感覚がして現実感がない。
いつの間にか自分の知らない場所にいる。などの様々な症状があります。

〇解離性障がいの様々な症状…
・世界保健機構の診断ガイドラインICD-10では、解離性障がいのカテゴリーには次のようなものが
リストアップされています。

・解離性健忘…ある心的ストレスをきっかけに出来事の記憶をなくすものです。
多くは数日のうちに記憶がよみがえるが、ときには長期間に及ぶ場合もあり。

・解離性とん走…自分が誰かという感覚が失われ、失踪して新たな生活を始めるなどの
症状を示します。学校や職場で極度のストレスにさらされ、しかもそれを誰にも打ち明けることの
できない状態で突然始まり、それまでの自分についての記憶を失うことが多くみられる。

・カタレプシー…体が硬く動かなくなること。

・解離性昏迷…体を動かしたり、言葉を交わしたりできなくなること。

・離人症…自分が自分であるという感覚が障がいされ、あたかも自分を外側から眺めているように
感じられる。

・多重人格…様々な症状の中でも多重人格障がいは【解離性同一性障がい】と名付けられ、
きわめて特徴的な症状を示します。
患者は複数の人格をもち、それらの人格が交互に表れます。人格同士はしばしば、別の人格が
出現している時は、その記憶がない障がいが多く、生活上の支障をきたすことが多くなる。

〇これらの解離性の症状は、それを周囲が理解し、周囲に信じてもらうことが困難な場合があります。

〇治療の基本
・解離性の治療の基本は安心できる治療環境を整えること、家族や周囲の人の理解、主治医との信頼関係と言われています。
解離性障がいの主な原因として、心因的ストレスにより他の人に自分を表現することのできないことです。
解離性障がいの症状の多くは、ある程度の時間の経過とともに自然に解消されるか、別の症状へ移行するのが一般的です。
・安全な環境や自己表現の機会を提供しながら、それらの症状の自然経過を見守るという態度も重要です。

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