今日のグループワークで、「ヒットマンガ」に取り組みました。想像力を働かせる訓練の一つです。
そのルールは、一言で表すと「セリフの無いカルタ取り」ってところです。
一般的に、カルタなら、カードに犬の絵があれば、「犬も歩けば棒に当たる」とかセリフが付いてます。
ヒットマンガでは、配られたカードに絵柄はありますが、そのセリフが書いていません。吹き出しが空白になっています。
読み手のカードも同じで、吹き出しが空白になっています。
読み手は、その絵を見て、セリフを考えて発表し、他の人に、どのカードを読んだか当ててもらい。取ってもらいます。
その時、取った人は「プラスポイント」となり、読んだ人にも「プラスポイント」となります。
取る人が全員、間違えて（カルタで言うお手付き）しまうと、そのセリフは「打ち切り」……
つまり、「マイナスポイント」となります。
絵を見ながら想像力を働かせて、誰もが分かりやすいセリフを工夫して発表する必要があります。
これ難しいです。カードを取る時、どのカードを読んでいるのか、絵柄を見て想像力を働かせます。
宇宙人の絵が二つあると、「私たちは宇宙人だ」と言うセリフだと、どっちがどっちなのか分かりません。
また、戦闘系の絵柄だと、「ロケットパンチ」と言うだけでは、パンチを想像しますが、そのような絵が無い！！！
結局、そのセリフは打ち切り……
読み手は、「宇宙船をちょっとひねってパンチに見立てた」と言いますが、「そんなの分からない」とブーイング(>_<)
「なによ。男子はこっちこないで」「ここは、見晴らし良いよな～」など、セリフが女性言葉か、男性言葉かもヒントになります。
声の抑揚をつけて工夫する人も居ました。
読む時は、”どうすれば相手に伝わるか？”、取る時は”私なら、この絵のセリフはこうだけどな”と想像力を働かせます。
想像力は、就労しても必要な場面があるでしょう。
例えば、電話応対で相手が名乗らなくても、何度も聞いた声なら、声を聞いて想像して、
「△△会社の〇〇さんですね」とか確認をしたり、今日は晴天だから、お客さんは多いかな？？
昨夜は風が強かったので、屋外の掃除が大変そうだな～ などなど……必要に応じた想像力が！！
今日も、参加者全員が真剣に取り組みました。
障がいをお持ちの方の就労を支援するFin米子オフィスでは、ゲーム感覚で取り組める訓練プログラムもご用意しています。
興味を持たれた方は、まずはご連絡をお待ちしています。
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月曜～土曜 午前9時～午後6時